目次
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リスク管理のコツ
リスク管理を行うためには、対象者が罹患している疾患を把握し、まずは病態把握をすることが重要です。
病態把握には、血液データやフィジカルアセスメントが大切になりますが、何よりもまずは、解剖・運動・生理学等の基礎を理解していることで、病態理解が深まります。
また対象者の画像情報からも、フィジカルアセスメントと一致した初見が見られないかなど、有用な情報を得ることが可能になります。
今回、看護・セラピストも知っておきたいX線画像の読み方として、正常X線画像における各部位の名称と位置関係についてまとめていきたいと思います。
正常胸部X線画像では何がどう写るか
胸部X線画像で知っておきたい読み方の基礎
下図は、正常胸部X線画像です。
X線画像で知っておきたい読み方の基礎として、
・空気は「黒」
・骨は「白」
・正常な組織は真っ黒にはならない
・水は白っぽいグレー(心臓も)
となる事を簡単なものとして覚えておくと良いです。
後は、撮影条件(臥位や立位など)、左右上下の確認を行います。
胸部X線画像には何が写っているか
X線画像を見る際には、解剖学的な位置関係と画像上の位置関係を把握する事が大切です。
・左1弓:大動脈弓
・左2弓:左肺動脈
・左3弓:左心耳
・左4弓:左心室
・右1弓:上大静脈
・右2弓:右心房
というような、おおよその位置関係になります。
肺を分割して評価する方法(6分割法)
胸部X線画像を評価する際には、画像を6分割にする事で、評価が行いやすくなります。
中央の緑の縦線は脊柱の部分です。
赤線は鎖骨下端で線を引いています。
青線は右横隔膜の上端で線を引いています。
これらの線により、胸部X線画像は6分割できます。
各番号は、肺において以下のものを示しています。
・①:右上肺野
・②:左上肺野
・③:右中肺野
・④:左中肺野
・⑤:右下肺野
・⑥:左下肺野
このように、胸部X線を分割する事で、どの肺野に問題があるのかを捉えやすくなります。
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