リハビリテーションと易疲労性-原因⑧認知症-

                     
        
                   
        
                   
      
       

易疲労性についてのおすすめ記事

リハビリテーションと易疲労性

リハビリテーション時に遭遇する問題として、易疲労性があります。

対象者からは、運動や脳トレなどを行うと「疲れた」「しんどい」「だるい」などと訴えを聞くことがあります。

これまでの記事では、易疲労性の原因として、貧血、腎性貧血、電解質異常、低栄養、ステロイド剤の使用、脱水、心不全などを取り上げてきました。

今回は、認知症と易疲労性の関係性について考えていきたいと思います。

認知症とは

認知症は、脳細胞の死滅や活動の低下によって認知機能に障害が起き、日常生活・社会生活が困難になる状態の総称を指します。

すなわち、後天的な脳の器質的な障害により認知機能が低下し、日常生活や社会生活に問題が生じてくる病気ということになります。

認知症には、
・アルツハイマー型認知症
・前頭側頭型認知症
・脳血管性認知症
というように、いくつかの種類があります。

認知症者は疲れやすい?

認知症を発症した方が書いているブログに、「認知症一期一会」というものがあります。

この中の一つの記事に、疲れやすさについて書かれているものがあるので引用させて頂きます。

とても疲れやすい私たち「この病」を持つ者は、 休み・・・休み・・・ものを思うのです。
私の場合で言えば・・・ このブログを書ける時間は2時間以内です。
下書きをし・・・読み直し・・・余分な文は消し・・・ 逆に不足する言葉を追加したり・・・という推敲・・・。
そこで、 一息入れる・・・ということは、 目がかすんできますから・・・ パソコンから離れて・・・・目薬をさし、 じーんとしみ込むのをまって、 目を軽くマッサージします。
そして ピントが合うことを確認してから・・・ 再度パソコンに向かい、 再読して・・・から、送信。
結構・・・時間のかかることなのです。
そんな・・・エネルギーの使い方をしています。
写経がいい・・・とか、 モーツアルトがいい・・・とか、 鉛筆で・・・小学生の書き取りがいい・・・などなど、 いろいろな提案を頂きますが、 疲れやすい私には・・・疲れを増幅させるだけです。
ここら辺の思いを 理解していただきたいと思います。
正月そうそう・・ 消極的なことを書きましたことお許しください。

https://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/e/e1aef9012fcc9f04c8fbcf4d2eb775e8

このように、認知症の方は、疲れやすさがあることがわかります。

おそらく、注意集中の持続ができないことや、いわゆる頭を使う事に対しての疲労感を覚えやすい状態だと推測できます。

認知症者と易疲労性の関係

認知症の方の易疲労性を考える場合に、「神経疲労」という概念を理解すると良いかもしれません。

神経疲労についてですが、脳の機能低下や損傷によって、精神的エネルギーを使い果たしてしまいやすくなる傾向が見られるようになります。

神経疲労によって、頭痛やめまい、眼精疲労や眼の痛みなどの身体症状が出現することがあります。

認知症ケアに関わる方は、まずは神経疲労の存在を理解するべきでしょう。

そして、認知症の方が「疲れた」「しんどい」「だるい」などと訴えた場合には、神経疲労を引き起こすような課題を要求していないかを振り返ることも大切です。

また、神経疲労は他の合併症やストレスにも影響を受けることがあります。

そのため、疲労を感じる前に休息を入れる、できるだけリラックスできる環境を用意する、ストレス要因になるものを排除するなど、認知症の方が疲労を感じにくなるような配慮も考える必要があると言えそうです。

                     
        
                   
        
                   
      
       

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